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第 3 章 予備調査と尺度検証

第 5 節 予備調査の結果

2. 職務満足感尺度の検証

探索的因子分析を経て、初期の職場ストレス尺度の 21 項目は 5 つの下位尺度に分けられ、

そのうち、項目 14~21 は第一因子とし、組織構造・風土とキャリア発達と命名し、項目 10

~13 は第二因子とし、組織における人間関係を代表する。項目 4~6 は第三因子とし、役割 の曖昧さを代表し、項目 1~3 は第四因子とし、仕事そのものを代表し、項目 7~9 は第五 因子とし、役割の葛藤を代表することにした。

(3) 信頼性分析

本研究ではα係数で職場ストレス尺度の信頼性を検証した結果、職場ストレスの全体的な Cronbaehα係数は 0.883 であり、各下位尺度を見ると、やや低いものが見られるが、全体 的には比較的に高い内部一貫性があることが示された。

表 15 職場ストレス尺度信頼性分析(n=200)

尺度 項目数 Cronbaehα係数

仕事そのもの 3 0.726

役割の曖昧さ 3 0.839

人間関係 4 0.794

役割の葛藤 3 0.643

組織構造・風土とキャリア発達 8 0.909

職場ストレス 21 0.883

出所:筆者作成

前記の分析により、本研究の職場ストレス尺度の 21 項目が得られ、本格的な調査の尺度 とする。

2. 職務満足感尺度の検証

C5 総じて言えば、私は現在の仕事に適していると思う Pearson 相関性 .118

顕著性(双側) .097

C6 仕事を完成する方法が選べる Pearson 相関性 .553**

顕著性(双側) .000

C7 私は仕事に見合った十分な給与を得ている Pearson 相関性 .592**

顕著性(双側) .000

C8 同業他社に比べて会社の福利厚生は良い Pearson 相関性 .695**

顕著性(双側) .000

C9 現在の給与は同業同職者に比べ満足できる Pearson 相関性 .651**

顕著性(双側) .000

C10 この1年の間に、仕事上で学び、成長する機会を 持った

Pearson 相関性 .681**

顕著性(双側) .000

C11 昇進の機会が充分に与えられている Pearson 相関性 .771**

顕著性(双側) .000

C12 会社が手配した研修に参加するチャンスがあった Pearson 相関性 .587**

顕著性(双側) .000

C13 上司或いは会社は私の職務成果に対してタイムリ ーにフィードバックし、評価してくれる

Pearson 相関性 .699**

顕著性(双側) .000

C14 同僚の間ではみな気持ちがしっくりあい、お互い に助け合っている

Pearson 相関性 .458**

顕著性(双側) .000

C15 上司の仕事のやり方に概ね同意する Pearson 相関性 .655**

顕著性(双側) .000

C16 職場の人間関係は良い Pearson 相関性 .560**

顕著性(双側) .000

C17 会社の給与計算と分配は公平で合理的であると 思う

Pearson 相関性 .762**

顕著性(双側) .000

C18 会社の評価体系と昇進制度が公平で透明性も持っ ている

Pearson 相関性 .769**

顕著性(双側) .000

C19 会社の規則や制度が公正で妥当なものである Pearson 相関性 .693**

顕著性(双側) .000

C20 会社に将来性があると思う Pearson 相関性 .759**

顕著性(双側) .000

職務満足感_総得点 Pearson 相関性 1

顕著性(双側)

出所:筆者作成

表 16 に示すように、項目 5 を除いて職務満足感の初期尺度の他の 19 項目は全て総得点 と 0.01 水準で有意な相関があり、相関係数は 0.458~0.771 の間に介在する。これは第 5 項目を除外した全ての項目で上位グループと下位グループに有意差が認められたため、本

尺度の項目が一定の識別力(項目弁別力)を備えていると判断した。これにより第 5 項目

(総じて言えば、私は現在の仕事に適していると思う)を削除する。

(2) 因子分析と妥当性分析

項目 5 が削除された職務満足感尺度の 19 項目に対して、KMO と Bartlett の検定を行った。

検定結果により、KMO の値は 0.912 であり、因子分析に適しており、Bartlett の球面性検 定で X2は 2332.637 で、P は 0.000 で 0.05 以下であり、母グループの相関行列の間に共通す る因子が存在しているため、因子分析に適することが示された。

表17 職務満足感第一回因子分析のKMOとBartlett検定

KMO標本妥当性の測度 .910

Bartlett の球面性検定 近似カイ2乗 2264.866

自由度 171

Sig. .000

出所:筆者作成

因子分析の結果は下表に示される。

表 18 職務満足感回転の行列a 成分

1 2 3 4 5 6

C3 .836 .136 .159 .128 .112 .100

C4 .806 .256 .178 .054 .038 .163

C1 .740 .036 .291 .202 .227 .095

C2 .704 .300 .003 .057 .047 .110

C17 .503 .356 .375 .378 .493 .049

C19 .189 .767 .334 .066 .132 .177

C18 .293 .709 .312 .330 .403 .054

C20 .315 .627 .238 .333 .322 .142

C9 .263 .206 .861 .155 .069 -.006

C10 .110 .162 .839 .096 .203 .205

C8 .296 .438 .622 .141 .181 .005

C11 .253 .451 .609 .203 .156 .004

C12 .089 .231 .174 .854 .055 .122

C13 .240 .441 .036 .622 .178 .329

C11 .534 .116 .241 .540 .431 .082

C14 .129 .088 .063 .055 .912 .128

C16 .151 .191 .111 .190 .839 .359

C15 .097 .405 .120 .431 .641 .059

C6 .152 .438 .055 .354 .147 .596

出所:筆者作成

表 18 に示すように、因子負荷法による行列には 6 つの因子が抽出された。第 6 因子の「仕 事を完成する方法が選べる」に含まれる項目は 1 項だけであるため、独立した下位尺度を

構成するのは適合ではない。一方、項目 17 の「会社の給与計算と分配は公平で合理的であ ると思う」は、第 1 因子の 1、2、3、4 の仕事そのものに収められたため、尺度から外そう と考えた。このように、第 5、6、17 項目が削除された 17 項目に対して第二回因子分析を 行った。結果は下表に示す。

表19 職務満足感第二回因子のKMO と Bartlett の検定

KMO標本妥当性の測度 .898

Bartlettの球面性検定 近似カイ2乗 1940.821

自由度 136

Sig. .000

出所:筆者作成

表 20 職務満足感第二回因子分析回転成分行列a 成分

1 2 3 4 5

C3 .812 .176 .163 .112 .131

C4 .799 .263 .174 .038 .177

C1 .729 -.070 .307 .227 .089

C2 .728 .307 -.011 .047 .121

C19 .185 .818 .235 .132 .189

C18 .258 .697 .265 .403 .067

C20 .343 .578 .213 .322 .245

C9 .230 .178 .873 .147 .036

C7 .130 .154 .838 .069 .189

C8 .253 .451 .609 .203 .004

C12 .062 .180 .142 .853 .128

C13 .240 .347 .047 .647 .359

C10 .221 .122 .215 .548 .069

C11 .448 .394 .327 .452 .059

C14 .139 .051 .062 .055 .901

C16 .171 .142 .105 .178 .833

C15 .097 .405 .120 .431 .541

出所:筆者作成

表 19、20 に示すように、第二回の因子分析を経て、職務満足感尺度の因子構造が明確化 され、5 つの因子が抽出された。本研究の職務満足感の有効項目は 17 項であり、そのうち、

項目 1、2、3、4 は第一因子とし、仕事そのものを代表し、項目 18~20 は第二因子とし、

経営管理を代表する。項目 7、8、9 は第三因子とし、仕事のリターンを代表し、項目 10~

12 は第四因子とし、個人成長を代表する、項目 14~16 は第五因子とし、仕事の協力を代表 する。

(3) 信頼性分析

アルファ係数で職務満足感の信頼性を検証した結果、17 項目の職務満足感の全体的なア ルファ係数は 0.921、極めて高い内部一貫性が示された。

表 21 職務満足感尺度信頼性分析(n=200)

尺度 項目数 Cronbaehα係数

仕事そのもの 4 0.845

仕事のリターン 3 0.826

個人成長 4 0.798

仕事協力 3 0.789

経営管理 3 0.838

職務満足感 17 0.921

出所:筆者作成

このように、本研究の本格的な職務満足感尺度が得られ、17 項目から構成されている。

3. 組織サポート尺度の検証