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第6学年2組 道徳学習指導案

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Academic year: 2025

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第6学年2組 道徳学習指導案

指導者 森 優 1 主題名 内容項目名 みんなが安全に楽しく生活するために

公徳心、規則の尊重、権利・義務(内容項目番号4-(1))

( 資料名「河川敷はだれのもの?」 出典「NHK道徳ドキュメント」)

2 主題設定の理由

(1)価値について

第5学年及び第6学年の指導内容4-(1)〔公徳心、規則の尊重、権利・義務〕は「公徳心をも って法やきまりを守り、自他の権利を大切にし義務を果たす。」となっている。これは、中学年の

「約束や社会のきまりの意義を理解し、それらを守ること。」を受け、中学校の「法やきまりの意 義を理解し、遵守するとともに、自他の権利を重んじ義務を確実に果たして、社会の秩序と規律 を高めるように努める。」に発展していく。社会生活は、法やきまりを守ることで成り立っている。

自分の権利ばかりを主張して、自分一人くらいはきまりを守らなくてもいいだろうという、義務 を果たそうとしない態度は、他者に迷惑をかけてしまうことを常に考えていく必要があり、公徳 心を養っていくことが大切である。

高学年児童は、きまりは守らなければならないことは知っている。しかし、きまりを考えない自 分中心の行動が、他者の生活や学校、社会の活動に影響を及ぼすということに対しては、まだ、十 分に理解できているとはいえない。そこで、きまりの意義をあらためて捉えて、それを守っていく 大切さを理解できるようにしていく必要がある。また、社会生活はきまりだけではなく、モラル、

マナーといった他者を尊重し、認め合う態度によって、自分も他の人々も気持ちよく生活できてい るということを考えていくことが、この時期の児童にとって重要であると考える。

以上のように考察すると、本指導は、きまりを守ることと、モラル、礼儀を考えていくことで、

自他の権利を大切にしながら、より良い社会生活を送ろうとする心情を養うことになるであろうと 考え本主題を設定した。

(2)児童の実態について (男子15名 女子13名 計28名)

<実態調査>

①きまりとは何ですか。

ルール 8名 みんなで生きるために必要なもの 4名

法律 3名 人が安全に、仲良く過ごすために守らなければならないもの 3名 守らなければならないルール 2名 その他 8名

②どんなきまりがありますか。(複数回答)

ろうかを走らない 20名 交通ルール 12名 信号を守る 10名

時間を守る 8名 「君・さん」で呼ぶ 5名 ごみのポイ捨てをしない 5名 その他 8名

③なぜそのきまりがあるのでしょうか。(複数回答)

安全に安心して過ごすため 6名 事故を防ぐため(信号)3名

世の中のため・社会のため 2名 みんなが気持ちよく生活できるように 1名 危険から守るため(ろうか)1名 みんながばらばらにならないため 1名 約束に遅れないように(時間)1名 みんなが楽しく過ごすため 1名 犯罪が起こらないように 1名 その他 複数

④そのきまりは必要ですか。

(2)

必要である(質問項目のそれぞれのきまりに対して全て必要と回答)

⑤マナーとは何ですか。

人への気遣い 2名 ルール 2名 やってはいけないこと 2名

礼儀 1名 作法 1名 常識 1名

守らねばならないこと 1名 最低限のルール1名 行儀 1名 言葉遣い 1名 きまりと同じ 1名 みんなが気持ちよく安心して暮らすために必要なこと 1名 その他 13名

⑥どんなマナーがありますか。(複数回答)

青信号で渡る 10名 食事のマナー 9名

スマホをマナーモードで利用する 3名 目上の人に敬語で話す 3名 校内で走らない 2名 挨拶をする 1名

人に迷惑をかけない 1名 時間を守る 1名 その他 複数回答

⑦普段守られていないなと思うことはありますか。(複数回答)

ろうかを走らない 8名 「君・さん」づけで呼ぶ 4名 食事のマナー 3名 信号 2名

ない 4名 わからない 4名 その他 複数

本学級の児童は、友達同士仲良く、誰とでも関わりながら助け合って活動することができる。

一方で、深く関わる友達以外の人の行動やクラス全体に関わることには無関心な児童が多い。自 己を表現する発表に消極的な児童が多く、発表者は数名に限られている。

アンケートの結果からわかることは、きまりとマナーがどういうものかを混同している児童も いて、あまり意識して生活していないことが伺える。きまりの内容も学校に関することは、ろう かを走らないが大部分で、他はあまり挙がっていない。社会に関することでは、信号を守る、交 通ルールを守るがほとんどでそれ以外での複数回答はなかった。マナーは、よくわかっている児 童は数名でふだんあまり意識していないことがわかる。さらに、ふだん守られていないと思うこ とはろうか歩行については挙がったが、他の内容はたくさんは挙がらなかった。ルールやマナー に対して意識の低い児童が多いことがわかる。

まずは、ルールとマナーとはどういうものかを確認し、意識することが必要と考える。そして、

日頃からルールが守られていないなと感じている児童もいることから、守ることでみんなが気持 ちよく生活できることをつかませたい。また、守らないことで誰かに迷惑をかけているというこ とを再確認させる。一人一人がルールを守っていかなければいけないという意識を高めていきた い。

(3)資料について

健康にも環境にもいいと言われ、最近人気があるのが自転車である。しかし、この自転車の河 川敷でのマナーをめぐって問題が起きている。サイクリングに適した河川敷の道を走る自転車と 歩行者などが衝突する事故が多く発生しているのである。歩行者は、自転車を危険に感じている。

一方、自転車の利用者も歩行者の歩き方を危険に感じている。これを受け、河川敷の管理者は、

ルールを設定するなどして事故の防止に努めるが、全ての利用者が気持ちよく利用できなくなる ことを指摘する。一方、自転車の利用者の人々の中からは、河川敷を安全に楽しく利用するため に、他者の立場や自分たちのマナーを見直し、自分たちが守れることを自転車利用者全体に知ら

(3)

せていく努力をする。

この資料から、河川敷の利用者それぞれが、それぞれの立場で困っていることを知ることがで きる。そして、それを解決するためにルールが設定されるが、それでも十分な解決には至らず、

管理者も困っていることがわかる。自転車の利用者である韓(はん)さんが、みんなが安全に楽 しく河川敷を利用できるようにするため、自転車以外の人々の立場の理解に努めたり、自転車側 がマナーをもって行動するように自転車の人々に呼びかける活動をしたりすることから、みんな が気持ちよく生活するために大切なことは何かについて考えさせていくことができる。

以上の分析から、河川敷を使う人たちの思いと課題解決に向けて取り組む姿を通して、公共の 場では、他の利用者の立場も考えて、ルールやマナーを守って使おうとする気持ちをもつことが できるようになるであろう。

(4)指導観

本指導では、導入段階できまりとマナーについて考えることで、ねらいに向けた方向づけをす る。そして、映像教材を利用することで興味関心を高めて考えていけるようにする。教材に出て くるそれぞれの立場の人の困っている状態について、立場が違うと感じ方も違うことを知ること で、その問題を解決するために活動している人の思いを推し量っていけるようにする。マナーを 守るということに無関心な人々に、問題を解決するために協力をお願いしたいという思いが伝わ らない中で、みんなが安全に楽しくあるようにと活動している人の思いを考えることで、ルール やマナーを一人一人が守ることの大切さに気付き、その意識が広がっていけばと考える。また、

その思いを考える際にワークシートを利用して、自分の考えを明確にすることで自信をもって友 達に発表していけるようにする。そして、小グループで自分の考えを発表し合い友達の考えを聞 くことで自分の考えにさらに自信がもって発表できるようにしていきたい。最後に、自分たちの 生活の中でのルールやマナーについて考えることで、他の人々のことを考えた生活を意識してい けるようにしていきたい。

3 仮説との関わり

○話合いの工夫について

まず、河川敷の様子を図示し、韓さんの考えを書く吹き出しを示す工夫をしたワークシート を利用することにより、自分の考えを文章化し、意見を整理し発言しやすくなるであろう。そ して、小グループで話し合うことにより、自分の考えを自信をもって言うことができるように していく。自分の考えを話す場面をつくることで、立場の違う人の思いを推し量り、考えを深 めていくことができるであろう。また、自分の考えをもてない児童も、友達の考えを聞くこと により、考えを出すことができるであろう。

○資料の工夫について

現実に起こっている問題の映像資料を利用することにより、身近にも起こりうるという意識を もって自分の考えをもち、友達と話し合い、友達の考えと共感することができるだろう。

4 本時の指導

(1)ねらい

話合いの深まる授業づくりを行えば、互いに認め合う心豊かな児童が育つであろう。

(4)

河川敷を使う人たちの思いと課題解決に向けて取り組む姿を通して、公共の場では他の利用者 の立場も考えて使おうとする気持ちをもつ。

(2)展開

過程 時配 学習活動(○)主たる発問(◎) 支援及び指導上の留意点 資 料 予想される児童の反応

3 1 ルールとマナーについて具体例を 導 出し、考える。

○ 身の回りにあるルールには、どん ・ルールやマナーについて考えることに 入 なものがありますか。 より、展開への方向づけをする。

・ろうかは走らない。

・信号が赤の時、道を渡ってはいけな い。

○ マナーにはどんなものがあります か。

・立ち歩きながら食べない。

・映画館で撮影してはいけない。

10 2 「河川敷はだれのもの」前半を見 ・写真等を使い、河川敷で起きている問 て何が問題かをつかむ。 題に焦点を当てていることを説明する。

○困っているこの状態をどんなふうに

思っていますか。 ・それぞれの立場で考えさせることによ

・歩行者が危ない(自転車の立場) り、立場が違えば感じ方が違うことを

・自転車が速くて危ない。(歩行者) 確認する。 資料

・事故が起きてはいけない。(管理者) 場面絵

展 ・管理者からは利用のルールやスピード

制限等を示されているのに守られてい ル ー ル

ないことを押さえる。 表

15 3 「河川敷はだれのもの」後半を見 ・ワークシートを利用して、自分の考え ワ ー ク て、ルールだけでなくマナーを守る をもつことができるようにする。 シート ことについて話し合い、問題の解決 ・小グループで話し合うことで、考えを

開 方法について考える。 深められるようにする。

◎ 韓さんたち自転車を楽しむ人たち ・自転車を楽しむ人の立場に立って考え は、河川敷をみんなが安全に楽しく させる。

使うにはどうしたらよいと考えてい ・マナーを守るという、自分たちにでき

ますか。 ることから取り組んでいることを押さ

・みんながルールを守るように呼びか える。

ける。

・利用者が他の人たちのことも考えて ・賛同する人がいる一方で、無関心な人

使う。 たちがいることも確認する。

・利用者が互いに話し合い、互いをよ

く知ることが大切である。 ・河川敷に限らず、自分も公共施設を使

(5)

・安全のために自分たちでルールを決 う一人であることを自覚させ、どう行 めて楽しく河川敷を使いたい。 動したらよいかを考えさせる。

・無関心な人がいるのは残念。

15 4 ルールやマナーについて考える。 ・ワークシートを利用して、自分の考え ワ ー ク

〇 ルールを守ったり、周りの他の人 をもつことができるようにする。 シート のことを考えて行動したことで、よ ・小グループで話し合うことで、考えを

かったと思うことがありますか。そ 深められるようにする。

れはどんなことですか。 ・学校のグランドや身近な公共施設等を

・ろうかを走らない。 挙げて、公共の場での行動について考

・トイレのサンダルを揃えた。 えさせる。

2 5 自分の学校にあるきまりの話をき

終 く。

○グランドのサッカーゴールには、学 ・自分の学校にも、あらためてルールが 末 年ごとに曜日、時間の利用割り当て あって、安全のために取り組まれてい

が、学年にある。 ることに気づくようにさせる。

(3)板書計画

他の教育活動との関連

学級活動で毎月、生活目標をきめて取り組む。学校生活におけるルールやマナーといった内容が中 心であるので、帰りの会等で常に振り返りを行うことで意識を高めていく。

河川敷はだれのもの

歩行者等

自転車に乗る人 管理者

河 川 敷 の 絵 ル ー ル 表

○河川敷をみんなが安全に楽しく使うにはどうしたらよいと考えていますか。・みんながルールを守るように呼びかける。・利用者が他の人たちのことも考えて使う。 韓さん

・自転車が危ない

・ルールをつくっても

・ 歩 行 者 が 危 な い サ ッ カ ー

ゴ ー ル 学 年 割 り 当 て 表

(6)

道徳アンケート 6の2 氏名

①きまりとは何ですか。

②どんなきまりがありますか。

③なぜそのきまりがあるのでしょうか。

④そのきまりは必要ですか。

⑤マナーとは何ですか。

⑥どんなマナーがありますか。

⑦ふだん守られていないなと思うことはありますか。それは、何ですか。

Referensi

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