第3学年 組 体育科学習指導案
平 成 28 年 11 月 22 日 ( 火 ) 第 4 時 限 活 動 場 所 グ ラ ウ ン ド 第3学年 組(男子 14 名[内交流1名] 女子 18 名[内交流1名])計 32 名 指導者
1 単元名 「キックベースボール」(ゲーム:ベースボール型)
2 単元について
(1) 一般的特性
【機能的特性】
・キックベースボールは,2チームが攻撃と守備に分かれ,攻撃側はボールを蹴って進塁し,多 くの得点を得ることができ,守備側は投げたり,捕ったりしながらアウトにすることで進塁を を防ぎ,その得点差によって勝敗を競い合うところに楽しさや喜びを味わうことができる運動 である。
【構造的特性】
・ボールを投げる・蹴る・捕る・走る等の多くの技能が必要とされるが,ピッチャーやファース ト,守備など個々の役割がはっきりしているゲームである。
・ゲームでは攻守を必ず交替するため,攻撃か守備の一方に集中できると共に,攻撃では必ず自 分の打順が回ってくるなど,明確なめあてを持って意欲的に取り組むことができる運動である。
【効果的特性】
・集団対集団で競い合い,攻守が必ず交替するゲームであるため,練習を工夫したり,チームで 協力して作戦を立てたりすることにより,みんなで力を合わせて楽しみながら集団意識を高め ることができる運動である。
・ゲームを成立させるためには「投げる・蹴る・捕る・走る」といった多くの技能を求められる 運動であり,攻守を展開する動きを通して,瞬発力,敏捷性,巧緻性を高めると共に,注意力 や判断力が養うことができる運動である。
(2) 児童生徒から見た特性
・より多く得点し,ゲームで勝利した時に楽しみや満足感が味わえる運動である。
・攻撃か守備の一方に集中でき,必ず自分の打順が回ってくるなど,明確なめあてを持って取り 組むことができる運動である。
・自分がチームの勝利に貢献できた時,所属感や満足感が味わえる運動である。
・友達同士で教え合い,認め合うことができる楽しい運動である。
・「投げる・蹴る・捕る・走る」という基本の技能が身についていないとゲームを楽しめない運動 である。
・ルールが分からなかったり,マナーが守られなかったりすると楽しめない運動である。
・失敗体験が多いと意欲を失い,好き嫌いがはっきり分かれる運動である。
・蹴る・捕る・投げるなどの技能やベースボール型スポーツの運動経験の差によるルール等の知 識に個人差が生じやすい運動である。(そのため,ルールを工夫し,蹴る・捕る・投げるという 技能への抵抗を少なくする必要がある。)
(3) 児童の実態
本学習を行うに当たり,事前に紙面によるアンケート調査を行った。(10月20日 30名)
〈情意面〉
好き どちらかというと好き 少し嫌い 嫌い 外遊びが好き。 20名
(67%)
8名
(27%)
2名
(6%)
0名
(0%)
体育の学習が好 き。
17名
(57%)
8名
(27%)
2名
(6%)
3名
(10%)
体育の学習の中 でどんな運動が 好きですか?
※右記の5つか ら2つ選択
ボ ー ル を 使 っ た 運 動 が 好き
25名
(42%)
リ レ ー な ど 走 る 運 動 が 好き
14名
(24%)
鉄 棒 を 使 っ た 運 動 が 好 き
8名
(13%)
跳 び 箱 を 使 っ た 運 動 が 好き
8名
(13%)
マ ッ ト を 使 っ た 運 動 が 好き
5名
(8%)
野球をしたこと がある。
よくある ある ない
1名(3%) 4名(14%) 25名(83%)
「よくある」や「ある」
と 答 え た 人 に 聞 き ま す。野球は好きですか。
※その理由
好き 1名 普通 3名 嫌い 1名
※捕ったり,打った り す る の が 楽 し い。打てると気持 が良い・嬉しい。
※ルールをあまり知 らない。打った後 に走るのが苦手。
ボールが当たると 痛い。
※ボールを打つのが 難しい。
キックベースを し た こ と が あ る。
よくある ある ない
1名(3%) 1名(3%) 28名(94%)
「よくある」や「ある」と答えた人に聞 きます。キックベースは好きですか。
※その理由
好き 2名
※ボールを蹴ると気持が良い。
ボールを蹴るのが好き。
紙面によるアンケートから,学級の子どもたちの多くが外遊びや体育の学習が「好き・どち らかというと好き」であることがわかった。その中でも「ボール運動」や「走る運動」を好ん でおり,キックベースボールはその両方を活かした運動となる。しかし,野球やキックベース を行ったことがある児童はとても少なく,行ったことがない児童がほとんどであった。サッカ ーが大好きな一部の男子グループ(7名)は休み時間や放課後にサッカーを行っている。一方,
少年団の野球チームに入って活動している児童はおらず,ボール遊びをほとんどしない児童も いる。また,キックベースボールを行ったことがある児童の中には,ルールがよく分からなか ったり,打つと走る動きを連動させたりすることの難しさを感じている。
一方,キックベースボールがどのようなゲームか説明し,できるようになりたいことを尋ね ると,「ボールを蹴るのが得意になりたい。」「ボールを強く遠くへ蹴ることができるようになり たい。」「転がってきたボールを命中できるようになりたい。」「ボールを捕れるようになりたい。」
等,キックベースボールの学習に対する意欲や期待が大きいことがわかった。
〈技能面〉
※紙面調査によるもの キックベースのルー ルを知っている。
知っている 1名(3%)
少し知っている 3名(10%)
知らない
26名(87%)
得意 普通 苦手
ボールを投げる。 12名
(40%)
16名
(54%)
2名
(6%)
ボールを捕る。 7名
(24%)
17名
(56%)
6名
(20%)
転がってきたボール を捕って投げる。
12名
(40%)
13名
(43%)
5名
(17%)
置いてあるボールを 蹴る。
11名
(37%)
13名
(43%)
6名
(20%)
転がってきたボール を蹴る。
9名
(30%)
14名
(46%)
7名
(24%)
【キックベースでできるようになりたいこと。】
・ボールを蹴るのが得意になりたい。
・ボールを強く遠くへ蹴ることができるようになりたい。
・転がってきたボールを命中(蹴ることが)できるようになりたい。
・蹴った後に速く走れるようになりたい。
・ボールを捕れるようになりたい。
・ルールを知りたい。
※実技調査によるもの (10月24日 30名)
予備調査:サッカー を習っている児童
今,習っている 6名(20%)
以前,習っていた。
1名(3%)
習ったことがない 23名(77%)
15m以上飛ばす 蹴ることができる 空振り 転がってきたボール
を蹴る。
8名
(27%)
21名(助走無7名)
(70%)
1名
(3%)
素早く正確 捕って投げられる 捕れない 転がってきたボール
を捕って投げる。
7名
(24%)
21名
(70%)
2名
(6%)
今回学習するベースボール型のゲームは,経験の有無がはっきりしている。また,技能紙面 調査から「捕る・投げる・蹴る」について得意と感じている児童は9~12名いる。一方,5
~7名の児童が苦手意識を持っていることがわかった。
そこで,上記の技能紙面調査以外に「捕る・投げる・蹴る」の技能実技調査を行ったところ,
サッカーやドッジボールが得意な児童以外では経験の有無による影響はあまりみられなかった。
また,力強く15メートル以上蹴って遠くへ飛ばすことができる児童は8名であった。遠くへ 蹴ることは無理でもボールをよく見てボールに足を当てることができる児童はこの8名を含め 29名と多く,転がってきたボールを空振りしてしまう児童は1名であった。さらに助走をつ けて蹴ることができる児童は多いものの助走をつけずにその場でボールを蹴ってしまう児童が 7名いた。一方,「捕って投げる」という一連の動きもなんとかできるもののドッジボールを素 早く一塁手へコントロールして投げることができる児童はわずか7名と少なかった。
本学級は,男子12名,女子18名で構成されている。体育の学習では,特別支援学級に在 籍する児童2名(男子1名・女子1名)が交流で加わって活動している。学級の児童のほとん どが休み時間に屋外に出て遊んでいる。男子は鬼ごっこやサッカー,女子は鬼ごっこやタイヤ じゃんけん,バレーボール,男女でドロケイやドッジボール・とかげの餌探し等を行っている。
毎週火曜日と金曜日には学級レクを行い,男女で仲良く遊んでいる。教室では,わかる子が苦 手な子に教えたり,班で理由を説明し合ったりする活動も行っている。運動会の踊りの練習で は,振り付けを友達同士で手振り身振りを使って教え合う活動を経験している。
一方,サッカーが好きな子供達はゲームを行ったり,ただボールを蹴り合ったりして遊ぶこ とはあるが,キックベースボールを楽しむ姿は見られない。また,体育科の学習で教え合う経 験はあるが,3年生になってから活動のルールを考えたり,作戦を考えたりする経験はない。
(4) 教師の指導観
休み時間のドッジボールの様子を見ると,ボールを上手く捕ったり投げたりすることができ ない子が多くいる。ボールの重心を捉えることができなかったり,ボールに力を上手く伝えら れなかったり,正しい捕球の仕方がわからなかったりすることが原因となっている。そこで,
仮説1を受け,慣れの運動等を毎時間行い,基本的なボール操作の感覚の定着を図っていきた い。また,「捕って投げる・蹴って走る。」などの一連の動きを高めるドリル運動を設定し,技 能の向上を図っていきたい。子供達は,自分の技能が伸びることでさらに意欲が沸き,進んで 運動に取り組むと考えている。
ゲームにおいては,児童の実態を考慮し,簡単なワンベース型ゲームから始めたい。そのル ールもボールを捕った子の後ろに並んでアウトにするキャッチラインゲーム,アウトサークル にボールを運びアウトにするアウトサークルゲーム,置いてあるボールを蹴るゲーム,味方が
投げたボールを蹴るゲーム,相手が投げたボールを蹴るゲームと難易度を上げ,技能の向上に 即してゲームのルールも変化させていきたい。また,場合によっては児童が選んだルールや考 えたルールも取り入れていきたいと考えている。三角ベース型ゲームでも同様に難易度を上げ ながら様々なルールでベースボール型ゲームを楽しむことができるようにしたいと考えている が,児童の実態から塁へ送球してアウトをとる方法は,守備をする者と走者が交錯し怪我をす る恐れがあるので,本学年では行わないものとしたい。
また仮説2を受け,技能の向上やルールや相手チームに応じた作戦を立てながら楽しむ活動 も大切にしたい。しかし,実際のゲームでは技能の差も大きいことが考えられる。そこで,友 達同士で励まし合い,教え合い,認め合う言葉かけを大切にしていきたいと考えている。オリ エンテーションなどでは,どのような言葉かけをすると良いかをチームごとに考え,実際に言 葉かけを多く行う子やチームを称賛し,全体へ広めていきたい。協力して勝利を目指すことは 大切であるが,勝敗に固執するのではなく,互いのプレーを認め合ったり,失敗を励まし改善 点を教え合ったりする活動を通してチームワークも大切であることを子供たちが理解し活動す ることができたらと考えている。
授業では,動きのポイントを示した掲示物やルール&作戦カード,学習カードなどを活用し ながら子供たちがわかりやすく学習することができるように支援していきたいと考えている。
3 単元の目標 <技能>
〇「投げる・蹴る・捕る」等の基本的な技能を身に付け,キックベースボールのゲームができる。
<態度>
〇互いに役割を分担し,皆と協力して声をかけ合いながら進んで練習やゲームをしようとする。
〇ルールを守り,勝敗を素直に認めながら結果を楽しもうとする。
<思考・判断>
〇ゲームが楽しくできるように,ルールを選んだり,ゲームの型に応じた簡単な作戦を立てたり することができる。
4 評価規準
運動への関心・意欲・態度 運動についての思考・判断 運 動 の 技 能 内容のまとまり
(領域)ごとの 評価規準・
ゲームに進んで取り組む とともに,規則を守り勝 敗を受け入れて仲良く運 動しようとしたり,運動 する場や用具の安全を確 かめようとしたりしてい る。
規則を工夫したり,ゲー ムの型に応じた簡単な作 戦を立てたりしている。
易しいゲームを楽しく行 うための基本的なボール 操作や簡単な動きを身に 付けている。
単元(種目)の 評価規準
・ゲームに進んで取り組 もうとしている。
・規則を守り,友達と励 まし合って練習やゲー ムをしようとしたり勝 敗の結果を受け入れよ うとしたりしている。
・友達と協力して,用具 の準備や片付けをしよ うとしている。
・ゲームを行う場や用具 の使い方などの安全を 確かめようとしてい る。
・ベースボール型ゲーム の行い方を知るととも に,易しいゲームを行 うためのゲームの規則 を選んでいる。
・ゲームの型の特徴に合 った攻め方を知るとと もに,簡単な作戦を立 てている。
・ベースボール型ゲーム では,易しいゲームに おいて,蹴る,捕る,
投げるなどの動きがで きる。
学習活動に即し た評価規準
① 友達と励まし合い,進 んで練習やゲームに 取り組もうとしてい る。
② ルールやマナーを守 り,公正にゲームをし ようとしている。
③ 運動する場や用具の 安全に気を配ろうと している。
① ゲームの型に応じた 基本的なルールを知 ったり,皆が楽しめる ようなルールを選ん だりしている。
② ゲームの型やルール に合った作戦を選ん だり,考えたりしてい る。
① ボールを蹴る・捕る・
投げるなどの基本的 な技能を身につけ,ゲ ームを行うことがで きる。
5 指導と評価計画
第
三
学
年 学
習
の
流
れ 時間
0
5
10
25
1 2 3 4 5 6(本時) 7 8
習得の段階 活用の段階
オリエンテーション 1 学習課題の確認
2 学習の進め方 や決まりを知る
3 チームを決める
4 準備運動や ドリル運動の進 め方を確認する
1 安全な場の準備 ・ 準備運動 ・ 学習課題の確認
2 準備運動・慣れの運動
〇毎時間,基本的なボール操作を行 い,動きや感覚の定着を図る。
A) 関節グルグル
※足首~首まで
B) 振上げキック踏込みキック
※左3回右3回
C) エア-でランキャッチスロ-
※4回
D) 一人ボールまわし
※頭・腹・8の字
・運動のコツや目的を助言する。
・全体の場でよい動きを共有する。
3 ドリル運動
〇ボールの扱い方のポイントを確 認する。
A)「二人でパスキャッチ」
(優しく投げて捕るフォーム確認)
B)「動いてキャッチパス」
(走って正面で捕る)
C)「キックでゴー」
(蹴ってすぐに走る)
D)「山ごえキックゲーム」
(遠くへ蹴る)
・技のポイントやコツを教え合う。
・全体の場でよい動きを共有する。
・技のポイントを示した資料掲示
4 タスクゲーム(ワンベース型)
〇作戦を立て,ワンベース型ゲーム を行う。
※②③時間目(キャッチライン)
・②置いたボールを蹴る。
↓
③味方が投げたボールを蹴 る。
1 準備運動・慣れの運動
〇毎時間,基本的なボール操作を行い,動きや感 覚の定着を図る。
A) 関節グルグル
B) 振上げキック踏込みキック C) エア-でランキャッチスロ- D) 一人ボールまわし
・運動のコツや目的を助言する。
・全体の場でよい動きを共有する。
3 ドリル運動
〇ボールの扱い方のポイントを確認する。
A)「二人でキャッチ」
B)「動いてキャッチパス」
C)「キックでゴー」
D)「山ごえキックゲーム」
・技のポイントやコツを教え合う。
・全体の場でよい動きを共有する。
・技のポイントを示した資料掲示
4 メインゲーム1
(1回表裏)
〇全員打者交替制の 三角ベース型ゲー ムを行う。
〇相手チームに合わ せた作戦を工夫し てゲームを楽しむ。
ルール
⑤アウトサークル 制 (味方がピッ
チャーを行う)
⑥アウトサークル 制 (相手がピッ チャーを行う)
4 メインゲーム3
〇スリーアウト制 の 三 角 ベー ス型 ゲー ムを行う。(ピッチ ャ ー は相 手が 投げ る ⑦ ⑧で は対 戦相 手をかえる)
〇ルール(キャッチラ イン制・アウトサー クル制)を選択し,
ル ー ル や 相 手 チ ー ム に 合 わ せ た 作 戦 を 工 夫 し て ゲ ー ム を楽しむ。
「上手くなっちゃうぞドリル」や ワンベース型ゲームを楽しもう。
チームで簡単な作戦を工夫し,三角ベース型 ゲームを楽しもう。
40
45
※④時間目(アウトサークル)
・前半:置いたボールを蹴る。
↓
・後半:相手が投げたボールを 蹴る。
5 作戦を見直す 〇ルールやチームに
合った効 果的な作 戦であるか見直す。
6 メインゲーム2 〇見直した作戦で全
員打者交 替制三角 ベース型 ゲームを 楽しむ。
〇チ ェンジの度に ル ー ル や チ ー ム に 合 っ た 効 果 的 な 作 戦 であるか見直す。
〇見 直した作戦や 選 んだルール(キャッ チライン制・アウト サークル制)の三角 ベ ー ス 型 ゲ ー ム を 楽しむ。
本時の振り返り・本時のまとめ・次時への見通し・後片付け
指 導 と 評 価 の 機 会
関・意・態
(観察)③
(観察)①
思考・判断
(観察)② (学習
カード)② (観察)①
(学習 カード)①
技 能
(学習 カード)①
(観察)① (学習 カード)①
(観察)①
(学習
カード)① (観察)①
6 本時の指導(6/8)
(1) 目標
【態 度】 友達と協力して練習やゲームをしようとしている。
【思考・判断】 簡単な作戦を立ててゲームをしている。
(2)展開
過程 時間 学習内容と活動 指導・支援(〇)評価(☆) 用具・資料
は じ め
3
3
5
1 学習の準備を行う。
・集合,挨拶を行う。
・用具の準備を行う。
2 準備運動・慣れの運動を行う。
A) 関節グルグル
※足首~首まで
B) 振上げキック踏込みキック
※左3回右3回
C) エア-でランキャッチスロ-
※4回
D) 一人ボールまわし
※頭・腹・8の字
3 学習課題を確認する。
・児童の様子をよく見て健康観察 をする。
〇気持のよい姿勢や身なり,動き で授業が始まるように称賛を 多くする。
☆運動する場や用具の安全に気 を配っている。【関・意・態】(観察)
・キックベースボールに必要な準 備運動を基礎的な運動を通し て行い,動きの感覚をつかむと 共に怪我防止を図る。
〇運動のコツや目的を助言する。
〇全体で良い動きを共有する。
〇前回より上達した児童を具体 的に称賛する。
☆各運動の目的を意識しながら 運動している。【関・意・態】(観察)
〇三角ベース型ゲームのルール を改めて確認・選択する。
・ボール
・ベース
・得点板
・ビブス
・ホイッスル
・基本の運動 ポイント掲 示資料
・学習課題掲 示資料
蹴る方向・空間の利用
蹴ってからの動作・捕って からの動作
(観察)② (学習 カード)②
)② 蹴り方・
捕り方
チームで簡単な作戦を工夫し,三角 ベース型ゲームを楽しもう。
安全
進んで取り組む・教え合う 協力し合う・助言し合う・励まし合う
ルールや作戦を選んだり考えたりする
(観察)①
・攻撃側は守備がいないところを 狙って蹴ろう。
・キック力のある子はロングキッ クを狙おう。
・ファウルエリアでボールが止ま らないように踏み込んで蹴ろ う。
・セーフになるために蹴ったらす ぐに走ることが大切だね。
・守備側は蹴る人によって守る場 所を変えよう。
・アウトにするために捕ったらす ぐに正確に投げることが大切だ ね。
〇学習カードをもとに攻撃及び 守備を行う時の留意点や前時 のゲームの反省点を振り返り,
相手チームのメンバー構成を 考えながら作戦を立てるよう 助言する。
☆前時までの反省や相手チーム の特徴を考えて,はじめの作戦
(打順やポジション)を話し合 い,学習カードに記録すること ができる。【思考・判断】(発言・学習カード)
・学習カード
・ルール&作 戦カード掲 示資料
・ホワイトボ ード
な か
12
5
4 ドリル運動を行う。
・2人組やチームで上手くなっちゃ うぞドリルを行う。
A)「二人でパスキャッチ」
(優しく投げて正しいフォームで捕る)
B)「動いてキャッチパス」
(走って正面で捕りすぐに投げる)
C)「キックでゴー」
(蹴ってすぐに走る)
D)「山ごえキックゲーム」
(遠くへ蹴る)
5 三角ベース型ゲーム1を行う。
・作戦やドリル運動で学んだことを 生かしてゲームを行う。
ルール(ゲーム1・2共通)
※1塁・2塁・本塁を使う。
※打者全員攻撃で交替
※相手がピッチャーを行う。
※アウトサークルへの送球 によるアウト制を行う。
※得点は走者が1塁で1点,
2塁で2点,ホームインで 3点とする。
※三振はあり,ファアボー ルはなし,ファウルはワ ンストライクに数える。
※フライを捕ったらアウト
〇技のポイントを示した掲示物 をドリル運動の場に設置する と共に確認する。
〇正しいフォームや動き・ボール の扱い方のポイントを助言・支 援すると共に教え合いができ ている組やチームを称賛する。
〇ねらいに即した動きをしてい る児童を紹介し視覚的に理解 できるようにする。
〇前回より上達した児童や苦手 な児童の意欲向上を具体的に 称賛する。
☆ボールを捕ったり,投げたり,
蹴ったりする基本的な技能を みにつけている。【技能】(観察)
☆技のポイントを教え合い,声を かけ合いながら運動すること ができる。【思考・判断】(観察)
〇ゲームのルールやプレーの留 意点・作戦を確認してから始め る。
〇技術面や作戦面の言葉をかけ 合うこと同様に,あいさつやマ ナーをしっかり守り,良い雰囲 気作りを行うことも大切であ ることを確認する。
〇失敗を責めずに励ましたり,良 いプレーを認めたりする言葉 かけを称賛し,全体に広める。
☆ルールやマナーを守り,ルール やゲームの型に合った作戦を 理解してゲームを楽しんでい る。【思考・判断】(観察)
・各ドリルの ポイント掲 示資料
・学習カード
・ルール&作 戦カード掲 示資料
・ホワイトボ ード
4
5
6 作戦を見直す
〇チームごとにゲーム1の反省と 作戦会議を行う。
・蹴る順番を見直そう。
・蹴ったボールが捕られないとこ ろを狙って蹴ろう。
・捕ってから投げるまでの動作を早 くして、ボールは山なりにならな いように正確に投げよう
・もっと声をかけ合って雰囲気をよ くしてゲームを楽しもう。
7 三角ベース型ゲーム2を行う。
・反省からわかった留意点や作戦を 生かして攻撃や守備を行うと共に 声をたくさんかけ合ってゲームを 楽しむ。
☆ボールを捕ったり,投げたり,
蹴ったりする基本的な技能を みにつけている。【技能】(観察)
〇負けたチームを中心にポジシ ョンやプレー・作戦について助 言する。
☆ゲーム1のプレーを振り返り ながら作戦を考えることがで きる。
【思考・判断】(発言・記録カード)
〇反省や作戦を生かしているチ ームや個人を具体的に称賛す る。
☆ルールやマナーを守り,ルール やゲームの型に合った作戦を 理解してゲームを楽しんでい る。【思考・判断】(観察)
☆ボールを捕ったり,投げたり,
蹴ったりする基本的な技能を みにつけている。【技能】(観察)
お わ り
5
3
8 本時のまとめを行う。
・チームごとに今日のゲームを振り 返る。
・本時のまとめをする。
・整理運動をする。
9 用具の片付け・次時の予告
・安全に気を付けて用具の片付けを する。
・次時の予告を行い,終わりの挨拶 をする。
〇キャプテンを中心に本時のね らいを達成できたか学習カー ドで振り返り,記入する。
〇作戦の反省や良かったことな ど,様々な意見を発表する。
☆作戦やプレー・良い言葉かけが できたか振り返ると共にめあ てを達成できた友達を認め合 っている。【思考・判断】(学習カード・発言)
〇ゆっくり行い,使った部位を十 分にほぐす。
〇整理運動を行う様子をよく観 察し,怪我の有無や健康状態を 把握する。
〇安全に気を付けて協力して片 づけをする。
☆安全に気を配って片付けを行 っている。【関・意・態】(観察)
〇次時の意欲付けを行う。
・学習カード
(3)各ドリルおよび場の設定 【各ドリル】
(A)【二人でパスキャッチ】
〇・ 〇
※優しいパス(ゴロ・ワンバン・ノーバン)を 出し,腰を落としてキャッチする練習を行 ※ゴロやワンバウンドやノーバウンドは,相手う。
が捕りやすいコースに優しく投げる。
※捕る動作のフォーム(手の平は上,救い上げ たり,抱きかかえるようにしたりして捕る)
を助言し合う。
(B)【動いてキャッチパス】
①
1,①がゴロやバウンド のボールを出す キャッチ
3,③は①へ
ボールを 2,②が走ってボールの 戻す 正面でキャッチし、
② ③へ振り返って投げる ③
〇 ※ローテーションする 〇
〇
(C)【キックでゴー】
※ローテーションする 〇 ←〇 ←〇 ←〇守備 □ ピッチャー役 〇 ベース 強く 蹴る
蹴りやすい
ボールを投 蹴ってすぐ げる に走る 〇
(D)【山ごえキックゲーム】
〇 〇 〇 ※球拾い
※山をこえたら 2点
8m▲▲ ▲▲ ▲▲ ▲▲
※置いてあるコーンに
・ 当たったら1点 〇
〇〇 ※班ごとに蹴る
【メインゲーム】
[ワンベース型コート]
アウトサークル
1塁 15m
8m ファウルエリア 60 度
ホームベース
[三角ベース型コート 1・2・3]
アウトサークル
1塁(15m)
(8m)
ファウルエリア 60 度
ホームベース
(4)その他(学習カード等)
(A)【二人でパスキャッチ】
〇・ 〇
※やさしいパス(ゴロ・ワンバン・ノーバン)
を出し,こしをおとしてキャッチする練習を 行う。
※ゴロやワンバウンドやノーバウンドは,相手 がとりやすいコースにやさしく投げる。
※とる動作のフォーム(手の平は上,すくい上 げたり,だきかかえるようにしたりしてと る)を助言し合う。
(B)【動いてキャッチパス】
①
1,①がゴロやバウンド のボールを出す キャッチ
3,③は①へ
ボールを 2,②が走ってボールの もどす 正面でキャッチし、
② ③へふり返って投げる ③
〇 ※ローテーションする 〇
〇
(C)【キックでゴー】
※ローテーションする 〇 ←〇 ←〇 ←〇守び □ ピッチャー役 〇 ベース 強く ける
けりやすい
ボールを投 けってすぐ げる に走る 〇
(D)【山ごえキックゲーム】
〇 〇 〇 ※球拾い
※山をこえたら 2点
8m▲▲ ▲▲ ▲▲ ▲▲
※置いてあるコーンに
・ 当たったら1点 〇
〇〇 ※班ごとに蹴る
[ワンベース型コート]
アウトサークル
1るい 15m
8m ファウルエリア 60 度
ホームベース
[三角ベース型コート 1・2・3]
アウトサークル
1るい(15m)
(8m)
ファウルエリア 60 度
ホームベース
※ 上記の図を 学習カード①に 切り貼りする