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第3学年 組 国語科学習指導案

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Academic year: 2024

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第3学年○組 国語科学習指導案

指導者 S・A 1 つけたい力

・場面の移り変わりをとらえ,情景や人物の気持ちを想像して読む。

2 教材名 おにたのぼうし 3 教材について

(1)教材観

本教材は,学習指導要領3学年及び4学年の「C読むこと」の目標「目的に応じ,内容の中 心をとらえたり段落相互の関係を考えたりしながら読む能力を身に付けさせるとともに,幅広 く読書しようとする態度を育てる。」に基づき,指導事項オ(自分の考えの形成及び交流に関 する指導事項)「文章を読んで考えたことを発表し合い,一人一人の感じ方について違いのあ ることに気付くこと」と指導事項ウ(文学的な文章の解釈に関する指導事項)「場面の移り変 わりに注意しながら,登場人物の性格や気持ちの変化,情景などについて,叙述を基に想像し て読むこと」,指導事項ア(音読に関する指導事項)「内容の中心や場面の様子がよく分かる ように音読すること」を受けて設定されている。

1,2学年で子ども達は,場面の様子について,登場人物の行動を中心に想像を広げながら 読む学習をしてきた。

第3学年では,場面や情景の移り変わりとともに変化する気持ちについて,行動や会話,地 の文などから関連的にとらえ,それらの人物像を中核に読むことを学習してきた。

こうして,一人一人の子どもが,想像を広げながら読むことが,第4学年の「自分の考えを まとめる」につながる。

「おにたのぼうし」では,「体の動き」を表す言葉を見つけさせ,体の動きを通して,心の 動きも表している言葉があることを学習し,登場人物の気持ちをとらえるさせることが大切で ある。(〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕(1)イの「(ア)言葉には,考えたこ とや思ったことを表す働きがあることに気付くこと」と関連)

本教材「おにたのぼうし」は,フィクションの世界ではあるが,現実の子どもの生活の中に も,このような善意のすれ違いや,お互いに理解し合えない悲しさは存在する。「おにた」は,

「鬼は悪い」と決めつけている人間に対して,歩み寄ることのできない悲しみを抱いている。

ともすると,子ども達も普段友だちの一面だけを見て,「あの子はこういう子だ」と決めつけ てしまっている場合がある。自分自身や他者のことを客観的に見る目を育ててきているこの時 期に,この作品に出会う意味は大きい。「おにた」に寄り添って語られている視点も,作品を 読む子どもたちが,「おにた」の優しさに共感し,「おにた」の思いが相手に届かないことへ のもどかしさをよりいっそう高めている。「おにた」への心情を豊かに想像しながら読み進め ることのできる作品である。

(2)児童の実態

本学級は,男子11名,女子7名,計18名で構成されている。明るく元気で,意欲的に学 習に取り組める児童が多い。4月当初は,意見を言う子が限られており,多数の子は,思って いても口になかなか出さないということが多かった。しかし,学習を進めていくうちに,自分 の意見を言うことや他の人の意見を聞くことの大切さに気付き,そのことを楽しんで学習して いる。

本教材を指導するに当たり,国語科の学習に対してのアンケート調査を行った。( )の中 の数字は,5月にとったアンケート結果である。

(調査人数18名)

1 国語の勉強は好きですか。 はい 17名(16)いいえ 1名(2)

2 音読は好きですか。 はい 15名(14)いいえ 3名(4)

3 読書は好きですか。 はい 17名(17)いいえ 1名(1)

4 考えを書くことは好きですか。 はい 15名(12)いいえ 3名(6)

5 発表することは好きですか。 はい 16名(13)いいえ 2名(5)

6 みんなの意見を聞くことは好きですか。 はい 18名(18)いいえ 0名(0)

(2)

国語科の学習についての関心が高く,いろいろな活動を楽しんでいることが分かる。5月に 比べると,「考えを書くこと」や「発表をすること」が好きな児童が増えている。国語を好き な理由としても,「みんなと話し合うことが楽しい」,「続き話を書くことが楽しかった」とい うことをあげており,授業中にもその姿は見られる。自分の意見を述べるだけでなく,自分と は違う友達の意見を聞いて「なるほど!」と嬉しそうにし,話し合う楽しさを感じられるよう になってきた。

また,「めだか」「やまね」などの説明文でも,「わすれられないおくりもの」や「のらねこ」

などの物語文でも,様々な形で,学習したことを作品として残す活動をしてきたが,そうした 活動も児童に満足感を与えられたのであろう。

さらに,本教材を学習するにあたって,2枚のレディネステストを行った。

1枚目の物語文を読んで話の筋を大まかに捉える問題では,ほぼ確実にとらえることができ ていた。

2枚目のテストでは,登場人物の気持ちが分かる部分に線を引かせたが,結果,2名以外は,

「うれしかった。」などの「直接的な言葉」に線を引くことはできていた。

しかし,「行動や様子の叙述(「息をはずませてとんできた。」など)」は,ほとんどの児童 が,その6,7割しか見つけられておらず,1つも見つけられない児童も2名いた。

先日まで学習していた「のらねこ」では,会話や行動から,登場人物たちの気持ちを想像し てきたが,叙述を基に気持ちを考えると言うことがまだ不十分なことがわかる。

「おに」が出てくる話については,「ももたろう」を知っている児童は18名全員,「一寸 法師」を知っている児童は15名,「泣いた赤鬼」を知っている児童は,6名であった。

「泣いた赤鬼」以外は「鬼は悪いもの」であり,鬼に対して子ども達は,「悪い,こわい」

というイメージを持っていることと思われる。

(3)指導観

実態にも書いたが,子ども達は,発問に対して反応よく,どんどんと意見を返してくる。「た くさん言えることが楽しい」と感じられるような授業を心がけてきたからである。

しかし,この教材では,簡単には答えを返せないような発問,じっくりと考え込んでしまうよ うな発問を考えていきたい。おにたの心情に深く入り込んで考えてほしいのである。

この単元のとびらは「心の通い合いを読もう」だが,おにたと人間の心は通い合わなかった。

こんな悲しい物語の学習は子ども達にとって初めてである。その悲しさを読ませたい。

人間は,外見や一部を見て物事を捉えてしまう傾向にある。それでは,心は通い合わないとい うことが,読み終わった後に心に残るようにしたい。

そのために,各場面で捉えたいおにたの気持ちは,下記の通りである。これは指導者の解釈な ので,子ども達の読みとずれてしまうことが考えられる。主題からずれなければ,良しとしたい。

孤独でさびしい「おにた」は,「鬼を忌み嫌う人間」との心のつながりを求めて,追い出され ても追い出されても,なお人間の家に執着している。「いい鬼もいる」ことをわかってほしいと,

人間のためにいろいろなよいことを健気にしているのだ。でもわかってもらえず,また節分の日 に追い出される。毎年毎年…。存在すら気付かれない孤独なおにた。鬼のままで人間と会うこと はできない。人間は,角を見たとたん,間違いなくおにたを遠ざけようとするはずだから。人間 と交わるためには角を隠す必要があった。つまり,おにたにとって「麦わら帽子」は,人間との つながりを持つための大事な,希望のかけはしなのである。(しかし,逆に言えば,「麦わら帽 子」をかぶっている限り,「鬼」としての(本当の自分としての)「人間」との関わりはないの だけれど。)

②③④

「いつかはきっと理解してもらえる。」という希望を持ち続けている「おにた」が女の子と出会 う。その女の子は,世間から見放されたようなさびしく貧しい状況で暮らしている。おにたは,

自分の状況と重ね合わせ,共感する。おにたがした優しさに喜ぶ女の子。おにたは,「初めて,

やっと,心が通い合った。」と幸せの絶頂だったことだろう。

しかし,やはりこれまでと同じだった。「おには嫌われるのだ。おにだということだけで…。」

(3)

「通じ合えたと思ったのに…」おにたは,もう希望のかけらもなくなり,深い絶望感を感じたこ とだろう。帽子を残して豆になってしまう。どうして帽子を残したのだろう。それは,もう必要 がないからである。どんなことをしても人間と通い合うことはできない。人間との関わりを求め 続けてきたが,もう終わりだ。自分は好かれることはない。だから,もう必要ないのである。な んという悲しさだろう。でも,それなら帽子をおいていく必要はない。きれいさっぱり存在を消 してしまえばよかったのでは?おにたは,これまで誰にも自分の存在を知ってもらうことがなか った。存在すら知られていない究極の孤独である。おにたは,帽子を残すことで,「自分は,確 かにここにいた。」ということをわかってほしかったのではないだろうか。

豆をまく「ぱら ぱら ぱら ぱら」という音。物語は同じように始まり同じように終わって いるが,最初と最後では大きく変わってしまったのだ…。

仮説1

文章全体のあらましをとらえ,課題を持つことができれば,主体的に読むことがで きるだろう。

①単元名の「心の通い合いを読もう」の意味を考え,それについて,初発の感想を書く。

その感想の交流から『読みの課題』を作る。

「おにた」と「人間」との心の通い合いである。「心の通い合い」とはどういうこと なのか。それを第1時の最初に捉え,それについての初発の感想を書かせる。

感想を交流させながら,「果たして最後には心が通い合ったのか。」ということを『み の課題』として読んでいくようにする。

②場面の移り変わりをとらえる。(①~⑥)

1行空きによって6つの場面に分けられる。場面の様子をとらえながら,おにたの 気持ちの変化もとらえる。

仮説2

文章の読み取り方の基礎,基本が身につけば,意欲的に楽しく読むことができるだ ろう。

①会話や行動(体の動き)から気持ちを読み取る。

体の動きに気持ちが表されていることに気付かせ,こうした言葉を自分の力で見つ けられるようにする。これまで漠然と想像していた人物の気持ちを根拠を持って想像で きるようになる。

②工夫して音読する。

読みとった登場人物の気持ちを表すように音読をする。

仮説3

読み取ったことを表現していく場を工夫すれば,意欲的に読むことができるだろう。

①各場面ごとに,おにたの気持ちを吹き出しに書く。

「人間との心の通い合い」ということを意識させながら書けるようにする。

②おにたと人間(2の場面以降は女の子)の心の距離を心情曲線で表す。

毎時間最後におにたと人間との心の距離をみんなで考えることにより,女の子と通 い合ったと思ったおにたが,どん底まで絶望することを感じさせる。

③「まとめ」として,「おにた」へ手紙を書き,読んでもらった友だちに「おにた」と して返事を書いてもらう。

「おにた」へ手紙を書くことにより,この作品の主題である,「偏見を持ったり,

一面だけを見たりしていては,心が通い合わない」ということを認識できることと思 う。「おにたの優しさ」と「通じ合えない悲しみ」に気付くことができ,これから自分 は,「優しくいたい」,「友だちの良さをわかっていこう。」と思うことできるよう期待 する。

また,それを読んだ友だちに「おにた」として手紙をもらうことで,「手紙」とい

(4)

う表現が意味を持つとともに,悲しい結末に一筋の明るい希望を見ることができるであ ろう。

4 教材の目標

関心・意欲・態度 ○読み取ったことを進んで話すことができる。

読む ○場面の移り変わりに注意しながら,登場人物の性格や気持ちの変化,情 景などについて,叙述をもとに想像しながら読むことができる。

○文章を読んで考えたことを発表し合い,一人一人の感じ方について違い のあることに気付くことができる。

○場面の様子や登場人物の心情がよく分かるように音読することができる 言語活動 ○物語を読み,感想を述べ合うことができる。

5 指導計画 (10時間)

過程 育てたい力 学習活動(◆評価方法,評価規準) 形態 課 ・話の大体をつかみ,観点につい

題 ての感想を書くことができる。 感想を書こう。

持 ○教師の範読を聞く。 一斉

つ ○おにたの周りの人間を確認する。(登場人物) 一斉

○場面の移り変わりをとらえる。 一斉

(2) ○単元の意味(「心の通い合い」)を考える。 一斉

○初発の感想を書く。(人間と心が通い合ったの 個 か。)

◆観点について,感想を書くことができたか。(授 業後にノート点検)

・自分の感想を発表することがで

き,友だちの意見に反応するこ 感想を話し合い,読みの課題を作ろう。

とができる。

・「心の通い合い」という観点で ○感想を発表する。 一斉 場面の移り変わりを捉え,「読 ○各場面のおにたの気持ちについて考える。 一斉 みの課題をとらえることができ ○読みの課題を捉える。 一斉 る。

読みの課題 おにたは,人間と心が通い合ったのだろうか。

◆自分の感想を全員が発表するとともに,友だち の感想と比べながら聞くことができたか。(観 察)

◆場面の移り変わりを捉え,読みの課題をとらえ ることができたか。(発表,ワークシート)

追 ・おにたは,どんなおになのか, まことくんの家を出ていくおにたの気持ちを まこと君の家の人間にしてあげ 考えよう。

究 たことを読み取ることができる。

・気付いてもらえないおにたのさ ○おにたは,どんなおになのかを読み取る。(お 個→

す びしさを吹き出しに書くことが にたが人間にいろいろとしてあげても心の通い 一斉 できる。(せりふから) 合いがないということも)

る ○おにたがどうしてぼうしをかぶっているのかを 個→

(6) 考える。 一斉

○まこと君の家を出ていくおにたの気持ちを吹き 個

(5)

出しに書く。

◆おにたは,どんなおになのか,まこと君の家の 人間にしてあげたことを読み取ることができ たか。(サイドラインの確認)

◆吹き出しにおにたのさびしさを書くことができ たか。(ワークシート)

・おにたの行動やせりふから,お

にたの気持ちを考えることがで 新しい家をさがすおにたの気持ちを考えよう。

きる。(「心の動きを表す言葉」

を理解する) ○「心の動きを表す言葉」を知り,おにたの気持 個→

・おにたのさびしい気持ちを吹き ちがわかる言葉を探す。 一斉 出しに書くことができる。 ○女の子の家の天じょうにいるおにたの気持ちを 個

吹き出しに書く。

◆心の動きを表す言葉から,気持ちを考えること ができたか。(ワークシート)

◆おにたのさびしい気持ちを吹き出しに書くこと ができたか。(ワークシート)

・会話文やせりふ,行動から女の

子やおにたの気持ちを考えるこ 女の子の様子を見ているおにたの気持ちを考

とができる。 えよう。

・女の子を助けてあげたいという

おにたの気持ちをとらえること ○女の子の貧しい状況,気持ちがわかるところに 個→

ができる。 サイドラインを引き,気持ちを考える。 一斉

○それを見ているおにたの気持ちがわかるところ 個→

にサイドラインを引き,気持ちを考える。(世 一斉 間から見放されている女の子の状況に共感) 個

○むちゅうで外へ飛び出したおにたの気持ちを吹 き出しに書く。(ワークシート)

◆心の動きを表す言葉を見つけ,気持ちを考える ことができたか。(サイドライン,ワークシー ト)

◆女の子を助けてあげたいというおにたの気持ち を吹き出しに書けたか。(ワークシート)

・せりふや行動からおにたの気持

ちを考えることができる。 女の子にごちそうをあげたおにたの気持ちを

・心の通い合いという観点で吹き 考えよう。

出しにおにたの気持ちを書くこ

とができる。 ○女の子にごちそうを届けるときのおにたの気持 個→

ちを行動から考える。(サイドライン) 一斉

○女の子がにこっとわらったときのおにたの気持 個→

ちを吹き出しに書く。(心の通い合いはどうか) 一斉

◆おにたの気持ちがわかる行動や会話を見つけ,

緊張しているけど一生懸命なおにたの気持ちを とらえることができたか。(サイドライン)

◆女の子との心の通い合いと言うことを考えて,

おにたの気持ちを吹き出しに書けたか。(ワー クシート)

(6)

・おにたの気持ちがわかる行動を

見つけ,絶望しているおにたの 「豆まきをしたい」という女の子の言葉を聞 気持ちをとらえることができる。 いたおにたの気持ちを考えよう。

・おにたはどこに消えてしまった

のかを自分なりに考えて発表す ○おにたの気持ちがわかる会話や行動にサイドラ 個→

本 ることができる。 インを引き,気持ちを考える。 一斉 時 ・絶望しているおにたの気持ちを ○おにたは,どこに消えてしまったのかを話し合 一斉 7 考えて吹き出しに書くことがで う。どうしてぼうしは残っているのか。

/ きる。 ○「おにだって,いろいろあるのに。おにだって 個→

10 ……。」に続けて,おにたの気持ちを吹き出 一斉

しに書く。

◆おにたの気持ちがわかる行動を見つけ,絶望し ているおにたの気持ちをとらえることができた か。(サイドライン・発表)

◆絶望しているおにたの気持ちを考えて吹き出し に書くことができたか。(ワークシート)

◆おにたはどこに消えてしまったのか,自分なり の考えを話すことができたか。(発表)

・おにたと女の子は心が通い合っ

たのかと言うことに対して,自 おにたは,女の子と心が通い合ったのだろうか。

分の意見を持ち,発表すること

ができる。 ○おにたと女の子は心が通い合ったのかを考え, 個→

・おにたの心情がよく分かるよう 自分の意見を書き,話し合う。 一斉 に音読することができる。 ○どうして心が通い合わなかったのかを考え,話 個→

し合う。 一斉

○おにたの気持ちを考えて,全文を音読する。 個

◆「心が通い合ったのか」「なぜ通い合わなかっ たのか」ということに対しての自分の意見を持 ち,発表することができたか。(発表)

◆気持ちを考えて音読することができたか。(机 間指導にて観察)

ま ・おにたへの気持ちがはっきりわ

と かるように手紙を書くことがで おにたに手紙を書こう。

め きる。

(2) ○おにたへ手紙を書く。 個

◆おにたへの気持ちがはっきりと手紙に書かれて いるか。(手紙)

・おにたになりきって,手紙の返

事を書くことができる。(「心の おにたになって,返事を書こう。

通い合い」について書けるとよ

い。) ○もらった手紙をおにたの気持ちで読み,返事を 個 書く。

◆おにたになりきって,返事を書けたか。(心が 通い合うためには,どんなことが大切かという ことが書かれていれば更によい)(手紙)

(7)

6 本時の指導(7/10)

(1)目標

関心・意欲・態度 ○読み取った事を進んで話すことができる。

読む ○おにたの気持ちがわかる行動を見つけ,絶望しているおにたの気持ちを とらえることができる

○場面の様子や登場人物の心情がよく分かるように音読することができる

○おにたの気持ちを考え,意見を述べ合うことができる。

言語活動

(2)展開

時配 学習活動 教師のかかわり 資料

・支援,指導☆評価◆評価方法・規準

1 1 本時のめあてを確認する。 ・前時までの学習を掲示しておく。 前時ま での掲

「豆まきをしたい」という女の子の言葉を聞いたおにたの気持ちを考えよう。 示物 2 2 音読をする。 ・おにたの気持ちを考えながら音読するように促 ワーク

す。 シート

3 3「豆まき,したい。」という女 ・体の動きから気持ちがわかることを確認する。

の子の気持ちを聞いたときのお ☆おにたの気持ちがわかる様子を見つけることが にたの気持ちがわかる様子に線 できているか。

を引く。 ◆左記の2つに線が引けているか。(机間指導)

・「なんだって?」おにたはとび ・女の子の言葉を聞いておにたはどんな様子にな 上がりました。 ったかを読み取らせる。

・手をだらんと下げて,ふるふる っと悲しそうに身ぶるいして言 いました。

8 4 おにたは,どこに消えてしま ・「黒い」豆の「黒い」からおにたは「小さな黒 ったのかを話し合う。 おに」を関連づけて,おにたが豆になってしま

・豆になった。女の子に豆まきを ったことを早めに捉えさせる。→「なぜ豆にな させてあげるために。 ったのだろう」という発問に切り替えて考えさ

・豆になって,追い出されるため。 せたい。

・力がなくなって消えてしまった。

・ショックを受けて,また次の人 間のところに行った。

11 5 どうして帽子が残っているの ・女の子の言うように「わすれた」のか?「残し かを考え,話し合う。 たのか?」

・忘れていった。 「もう帽子は必要ない。」という絶望感に気付

・思い出として,女の子に持って かせるために「帽子は人間と関わるのに絶対に いてほしい。忘れないでほしい。 必要な物」という,1の場面の学習の振り返り

・持っていてもらえば心が通じて をする。題名の意味を考えさせる。

いられる気がする。 ☆おにたの気持ちを考え,意見を述べ合うことが

・もういらない。どうせ人間にわ できているか。

かってもらえないんだから。 ◆一生懸命に考え,聞いている様子があるか。(観

・「ぼくは,ここにいたんだ。」と 察)

わかってほしい。 ・「おにたがぼうしを手放す」ということはどう

(8)

意味があるのかということを考えさせる。

・挙手できない児童には,友だちの意見を聞いて どう思うのかを話させる。

10 6 消えたときのおにたの気持ち ・おにたになりきって書くように指導する。

を考え,「おにだって,いろ ☆絶望しているおにたの気持ちをとらえることが いろあるのに。おにだって… できているか。

…。」に続く言葉を吹き出し ◆絶望している気持ちが書けているか。(机間指

に書く。 導)

・どうしてだよ。なぜおにがわる ・豆まきをしたいといわれた悲しさを確認する。

いと決めつけるんだ。

・もうショックで口がきけない。

・やっと仲良くなれたと思ったの に。やっぱりぼくはこどくだ。

6 7 吹き出しに書いたことを発表 ・全員が発表することを促す。

する。 ☆読み取った事を進んで話すことができている か。

◆全員が発表することができたか。(発表)

・発表できない児童がいた場合は,次時に発表さ せ,認める。

3 8 おにたの気持ちを考えて音読 ・おにたの悲しさを感じながら,音読をさせる。

をする。 ☆場面の様子やおにたの気持ちがよく分かるよう に音読することができているか。

◆会話文を,気持ちに合わせた読み方で読んでい るか。(机間指導,発表)

・絶望するおにたの気持ち,何も気付いていない 女の子の気持ちを考えさせる。

1 9 次時の予告をする。

(9)

( 3

) 板 書 計 画

お に た の ぼ う し

あ ま ん き み こ

「 豆 ま き

、 し た い

。 」 と い う 女 の 子 の 言 葉 を 聞 い た お に た の 気 持 ち を 考 え よ う

○ と び 上 が り ま し た

お ど ろ き

。 君 も お に が き ら い な ん だ ね

○ 手 を だ ら ん と 下 げ て

あ ま り の シ ョ ッ ク に 力 が ぬ け た

。 も う お し ま い だ

ふ る ふ る っ と 悲 し そ う に 身 ぶ る い し て

悲 し す ぎ る

氷 が と け た よ う に

、 急 に お に た が い な く な り ま し た

ま あ

、 黒 い 豆

! ま だ あ っ た か い

」 お

に た あ

の 麦 わ ら ぼ う し だ け が

, ぽ つ ん と の こ っ て い ま す

。 わ

す れ た の か

お い て い っ た の か

「 お に だ っ て

、 い ろ い ろ あ る の に

。 お に だ っ て

。 」

・ も う い ら な い

。 友 だ ち に な ん て な れ な い

・ ど ん な に い い こ と を し て も わ か っ て も ら え な い な ら

, も う が ん ば ら な い

。 も う 意 味 が な い

・ ぼ く は い い お に な の に

、 ぼ く が い た ら お 母 さ ん の 病 気 が わ る く な る な ん て ひ ど い

・ ど う せ 人 間 が は お に が き ら い な ん だ

。 。

・ ど う し て み ん な そ う な ん だ

・ や っ と 友 だ ち が で き た と 思 っ た の に

・ ぼ く は な ん に も わ る い こ と を し て い な い の に

・ み ん な わ か っ て く れ な い

・ も う お し ま い だ

。 生 き て い け な い

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